鼻についてのお話スタッフブログ

みなさん、こんにちは。
健軍院の池永です。猛暑日が続き本当に夏バテしてしまいそうな毎日ですね。

さて今日は歯科とは一見関係ないように思える「鼻」について少しお話をさせていただきたいと思います。とくに小児期の鼻づまりにスポットを当てお話を進めていきたいと思います。

お子様をお持ちのお父様、お母様。みなさんはお子さんの鼻づまりについてどのようなイメージをお待ちですか？
単なる風邪の症状という答えが大半を占めるのではないでしょうか。
たしかに風邪の症状の一つとして鼻づまりはよく小児期に見られるものです。
しかし、この鼻づまりを単なる風邪の症状として放っておくとお子様の成長を妨げることにつながってしまうのです。

鼻は息を吸う最初の入り口です。
ここがつまってしまうと体に十分な酸素を取り込むことができなくなります。
そうすることで頭がぼーっとしたり運動能力が低下したり感情が不安定になったりと心身共に不健康な状態になるのです。
何より怖いのはそれが鼻づまりのせいと気がつくのがとても難しいということです。

さてここからはこの鼻づまりがお口に及ぼす影響についてお話します。
鼻がつまると人間は口で呼吸をするようになります。
どうしても空気を吸うために口を使って呼吸を行うようになるのです。
口呼吸は口の中を乾燥させ唾液の働きを弱めるため歯周病の悪化や虫歯菌の増殖につながるということは昔から言われてきました。
しかし最近ではこの口呼吸が歯並び、顎の成長しいては顔貌にも影響することがわかってきました。
口呼吸をすることで常に口が開いている状態になり口周囲の筋肉が常に緩んだ状態になります。
そうすることで歯をきれいに並べるために必要な力が加わらなくなりガタガタの歯並びになってしまいます。歯並びが悪くなることで顎の成長が妨げられます。
顎が発育しないことで顔貌もとてもバランスの悪い顔貌になってしまうのです。
鼻づまりがこのように顔貌の変化にまでつながるとは本当に驚きです。

しかし悪い話ばかりではありません。
現在この事実に着目し口呼吸を改善することで鼻呼吸を促進しきれいな顔立ちに成長させるための治療が存在します。
当院でも行っているマイオブレース治療です。

お口やお鼻のトレーニングとマウスピースを併用し子供のころから顔貌の正しい発育を促進する治療です。
痛みや苦痛を伴うことなく自分のペースでお子様の健康な発育を促進できる本当に画期的なシステムです。
当院ではマイオブレースシステムに精通したスタッフが皆様をお待ちしております。
少しでも興味を持たれたお父様、お母様方。ぜひお気軽にスタッフにお声かけください。

健軍院 歯科医師 池永

熊本パール総合歯科クリニックグループ
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